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夢ってありますか?
・・・
あ、、子どもさんの話です。
「将来の夢は何?」って聞くと小学校低学年の頃は元気に答えていたのに、
今では「え~、わかんな~い。」「夢って持つ必要あんの?」なんて言われたり・・・。
夢を持つことはとても良いことなのだと。わかってはいるけれども、
そのメリットをうまく説明できない、なんて経験ありませんか?
「なんで夢を持たないといけないの?」と聞かれたら、
「将来必ず困るから!」「偉い人はみんな持ってるんだから!」
などと言う前に、今回紹介するやさしい質問をしてみてください。
今回ご紹介するものは私が実際質問してみて、
子どもさんの顔色が変わったものばかりなので、ぜひ使ってみてくださいね。
子どもに「夢の大切さ」を簡単に教えるやさしい質問5つ
「高級なお寿司無制限食べ放題だったら、ずっと美味しく食べれる?」
どんなに大好きなお寿司でも、お腹いっぱいではもう食べれません。
大好物のウニを好きなだけ食べてもよいと言われても、きっといつかは飽きてしまいます。
つまりは、
限られたルールの中でどれだけ人生を美味しく味わえるかが一番大切だということです。
ウニはめったに食べられないから美味しいんです。
ウには値段が高いから美味しいんです。
ウには競争率が激しいから美味しいんです。
半年ぶりに来た回転寿司で、十皿食べるうちの一皿で充分。
その一皿を最高に美味しく食べれるかを考えれば、人生設計の大枠が見えてくる。
きっと前日の夜から楽しみで眠れないでしょう。朝ごはん、昼ごはんは控えめに食べるんでしょう。ましてや、おやつでお腹いっぱいになるなんて死活問題。きっと夕飯までのコンディションはその子なりに万全に整えることでしょう。
ウニというクライマックスのための一日をプロデュース出来たなら、きっと自分の人生もプロデュースすることも出来る子になります。
応用例としては、
「10年後、100億円のステーキを食べれるとしたら、どう生きる?」
「これから毎食、生卵かけご飯だったらどう思う?」
「サッカーって、ゴールなくても面白い?」
どんなにサッカーが好きな子でも、ずっとドリブルなんてしてられません。
サッカーのクライマックスは、間違いなくゴールをすることです。ゴールを目指すから、戦略が立ち、敵の動きを読み、キックのバリエーションを増やし、フェイクを取り入れ、ドリブルをいかに正確に速くするかを練習するのです。
ドリブルという過程を永遠と繰り返しても何も面白いことなどありません。自分が決めたゴールを目指すと決めて初めて、人生というサッカーを楽しむことができるんだと思います。
要するに、最高のゴールを創造するために想像するんです。
自分の想像した最高のゴールを創造するために、全ての過程があるんだと気づくんです。
応用例としては、
「野球の相手チームも味方だったら、楽しい?」
「100m走のゴールがなくても、走りたい?」
「クッパがピーチ姫をさらわなかったらどうなると思う?」
ゲームが大好きな子にいかがでしょうか?
クッパがピーチ姫をさらわないとしたら、マリオは倒すべき悪の親玉を見失うことになります。
悪の親玉を倒すという目的を失ったマリオは、敵がまったくいないステージをただ歩いて、ジャンプして、穴にだけは落ちないように気をつけながら、思い出したようにBダッシュなどして、ゆっくりと進むだけです。
敵がいないので、キノコを食べて大きくなる必要もないし、スターをとって無敵になる必要がありません。だって、敵(=問題)がいないのですから。
1面から8面の最後まできっとスムーズに進んでいくことでしょう。もちろん、行き着く先のクッパ城にはピーチ姫は待っていません。だって、クッパはピーチ姫をさらっていないのですから。例えクッパがいたとしても、倒す必要はありません。攻撃のしてこない無防備なクッパを倒して、「クリアした!」と感動できるのでしょうか?
倒すべき敵がいないことを確認したマリオは、ただ引き返して、違うステージをウロウロするしかない。スーパーマリオ散歩ですね。面白くないゲームになってしまいました・・・。
それくらいクッパがピーチ姫をさらうこと(=問題が起こること)は大切なことなのです。
そんな想像ができた子どもさんは、
問題が起こって始めて人生というゲームが始まることにきっと気づくはずです。
応用例としては、
「ドラクエでラスボスがいなくても、楽しめる?」
「最初からレベル99だったら、うれしい?」
「もしのび太に欠点がなくても、ドラえもんは面白いと思う?」
ドラえもん好きな子にはもってこいです。
もしのび太が頭がよかったら、ジャイアンやスネ夫といつも仲良く遊んでいたら、しずかちゃんとの恋愛を楽しんでいたら・・・。
ドラえもんが例えいたとしても、道具を出すきっかけはありません。道具を出さないドラえもんは茶の間でテレビを見ながらどら焼きを食べているか、ガールフレンドの猫に屋根でデレデレしてるくらいでしょう。そんなドラえもん、誰が見たいですか?
自分が欠点があると思い込んでいる子にとって、それは衝撃的な気づきになるでしょう。
先程のクッパの例と違うのは、クッパは外的な要因で起こる問題だったのに対し、今回の例では問題があるのは自分自身です。自分自身の問題をどうにかしたいと思うことが人生という漫画を面白くする最大の要素だったりするんです。
自分の問題をどうにかしたいと思えれば、次取るべき行動が見えてきます。しかし、問題を問題と思わなければ、何も変わらない毎日がずっと続いてしまうんです。「この人生でいい!」と口では言えるけども、テレビの成功者を見た日にはその人に悪態をつかずにはいられない子に育ちます。
そんな子どもには必ず夢が必要なんです。
応用例としては、
「妖怪ウォッチがなかったら、ケイタ君どうなる?」
「クリリンがいないドラゴンボール、考えられる?」
「一生日曜日だったら、幸せ?」
きっと、最初は「幸せ!」と言うでしょう。
でも、一日目、二日目、三日目・・・、とりあえず一週間目まで。
「一週間目には、今やってるゲームをクリアしました。」
「二週間目には、近所の食べたいお店を食べつくしました。」
「三週間目には、友達とお話をしつくしました。」
一ヶ月後までの計画を想像させてみてください。きっとすることがなくなってしまうはずです。平日の6日があって初めて、日曜日(=一週間で一番開放的な日)が幸せなものだと気づけるんです。
応用例としては、
「学校が休み時間しかなかったら、あなたにとって何が残る?」
「テストがなくなったら、今より勉強たくさんできる?」
やさしい質問をする狙い
問題を想像させる
現在感じている自分自身の問題がとても大切なものだと気付くこと、それをどうにかしたいと思う気持ちが人生のゴールの設定に欠かせないことを教えてあげてください。問題を見て見ぬ振りをして、自分の人生はきっと何も変わらないんだと思うことが、とても勿体なくて、残念なことだということに気づかせてください。
クライマックスを想像させる
自分の問題を想像できたなら、「何かを変えなきゃ!」と感じることができたなら、それを解決する最高の方法を一緒に想像しましょう。自分がワクワクする、最高に興奮するクライマックスを想像できたなら、きっと自然と身体が動いて、前向きな人生を送れる子に育つはずです。
ハッピーエンドを想像させる
自分で想像した最高のクライマックスを想像できたなら、その問題が解決されたとき、それがどんなに幸せなことか、どんなうれしいことかも同時に知ることになります。それを明確に想像できたなら、そのハッピーエンド(=夢)をあなたに口に出さずにはいられないでしょう。
パパとママにお願いしたいこと
これらのやさしい質問をする前に心掛けてもらいたいことが2つあります。
「夢って持つ必要あるの?」と聞かれてから質問する
子どもが「夢を持つ必要なんてあるんだろうか?」と思う前に、質問をしてしまっても何も起こりません。あなたの片思いがバレるだけです。
「あなたはどうしたら好きになってくれますか?」と聞くようなものです。
気を付けてくださいね。
ご自身(=大人)の現在の夢を決めておく
子どもに質問された時に、
「子どもが幸せになることが、私の夢です。」
なんて思ってても、絶対言っちゃダメです!
子どもにはプレッシャーにしかならないし、他人任せだと思われる可能性大です。
ご自身でどうにかしたいと思っていて、ご自身が自ら動くことによって、
ワクワクできるような目標設定が出来るような夢にして下さい。
夢を追う大人を見て始めて、子どもは夢を追うことができますから。
まとめ
子どもに夢の大切さを教えるには
- 自分の問題をなんとかしたいと思わせる
- 最高のクライマックスを想像させる
- ハッピーエンドを想像させる
- 「夢って持つ必要あるの?」と聞かれてから質問する
- 大人の夢もちゃんと教えておく
いかがでしたでしょうか?
今回も読んでくださってありがとうございます。
シェアしてくださると、嬉しいです!
この記事を書いた人

- “想い”を叶えるコーチ、かっきぃです。仙台在住の早生まれ。子どもから大先輩までコーチングで“想い”を叶えるお手伝いをしています。『子どもが言うこと聞かない~。』『もっと幸せになりたい~!』なんて方は、気軽にご相談下さい。待ってます。⇒かっきぃに相談してみる
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Walking in the prsnceee of giants here. Cool thinking all around!
And I was just wodnireng about that too!